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蓄電池の設置場所

目次

蓄電池の設置場所をどこにした方が適切なのか、迷っている方もいるのではないでしょうか。こちらのページで蓄電池の設置場所を解説していますので、正しく理解して導入するために確認していきましょう。

屋外設置と屋内設置がある

蓄電池の設置場所には、屋内と屋外それぞれのメリットとデメリットがあります。屋内用の蓄電池は天候の影響を受けず屋外用は室内での設置スペースを節約できますが、天候の影響を大きく受けるのが特徴です。一般的に、蓄電容量が6kWh以上の製品は屋外型になる傾向があります。屋内と屋外それぞれの適した設置場所について紹介します。

屋内での蓄電池の適した設置場所

屋外での蓄電池の適した設置場所

【屋外】蓄電池に適した設置場所と注意点

直射日光を避ける

蓄電池を屋外に設置する場合、直射日光を避けるようにしてください。直射日光が当たると蓄電池の劣化につながり、結果として発火事故の原因になり得ます。さらに直射日光に長時間当たると蓄電池が高温状態になってしまい熱暴走を起こすおそれがあります。

そのため住宅事情や周辺の環境に合わせつつ、家の東側・西側・北側のいずれかに設置することになります。もしどうしても建物の南側に設置しなければならない場合には、日除け板などを使用して設置してください。

オプションの日除け版を設置

高温多湿を避ける

蓄電池は精密かつ大型の機械であり、湿度が高い場所も苦手です。もし高温多湿の環境に設置した場合には、蓄電池の部品が錆びてしまうケースがあり、蓄電池の劣化や故障のリスクが高まります。

屋外の場合には水はけが悪い地面の付近は避けて設置するのが一般的です。さらに、障害物などがあまりなく風通しの良い場所が理想的です。

浸水や水没を避ける

蓄電池は、浸水や水没しないように、設置する高さにも注意が必要です。これは、蓄電池が水没した場合、回路がショートする原因になる可能性があるからです。さらに、火災が発生する可能性もゼロではありませんので注意が必要です。

屋外に蓄電池を設置する場合には、コンクリートで設置面を高くするケースが多くなっています。ただし、水害が多い地域などの場合はこのような方法でも対応が難しいことがあります。その場合には屋内設置にするのが基本です。

通常の2倍の高さの基礎

【屋内】蓄電池に適した設置場所と注意点

温度・湿度管理

屋内に設置した場合にも、高温多湿な状況にならないよう注意が必要です。この点は、屋内に設置したことで安心して見落としがちになるので、十分に気を配るようにしてください。

屋内に設置する場合には、できるだけ目立ちにくい場所に設置したいと考える人が多い傾向がありますが、極端に狭い場所に設置した場合、しっかりと換気を行うことが難しくなるケースがあります。その場合、蓄電池の排熱によって高温多湿になりがちになるため、注意が必要です。また、脱衣所や洗面所なども湿度が高くなりやすく、基本的には蓄電池の設置には向いていません。

クローゼットに蓄電池を設置した事例

床の耐荷重

蓄電池の重量は軽いもので50kg以上、大型のものになると100〜150kgになるものもあるため、設置する場合には重さに注意が必要です。そして、蓄電池は長いものでは10年以上にわたり同じ場所に設置するので、設置する場所の床がその重量に耐えられるかを確認します。設置直後は問題なくても、時間が経つにつれて床材にたわみが生じたりするおそれもあります。

重量がある蓄電池を設置する場合には、まずその真下に床の芯材があるかどうかを確認します。ただし、芯材があっても強度が足りないケースもあるので、その場合はリフォームを行って床の補強を行うことが必要になります。蓄電池を一度設置すると、その場所を移動させるのは難しいので、あらかじめ設置業者と相談しつつ作業を進めていくことが大切です。

運転音への配慮

家庭用蓄電池の場合、その運転音はそれぞれの機種により異なります。しかし、運転音が発生する点についてはあらかじめ注意が必要です。一般的に家庭用蓄電池の運転音は約35db〜40dbとされており、エアコンの室外機よりも小さいものの、寝室や書斎などの近くに設置すると、音が気になる可能性があります。

この点から屋内に蓄電池を設置する場合には、運転音が気にならない場所に設置することがポイントです。例えば人が集まりやすいリビングなどの近くであれば、それほど気にならない可能性が高いといえますので、ライフスタイルに合わせた設置場所を選んでください。

設置スペースや住宅事情別の対処法

スペースがない場合の選択肢

例えば、都心部やベッドタウンのような住宅が比較的密集している地域においては、蓄電池を設置するためのスペースが十分に確保できないといった問題点が出てくる可能性があります。蓄電池の設置スペースについては、それぞれの家庭によって事情が異なりますので、不安がある場合には設置業者にあらかじめ相談をしておくことが大切です。

近年では家庭用蓄電池の小型化が進んでいますので、スリムな製品を選択するのもひとつの方法といえます。

搬入経路の確保

蓄電池の設置については、それなりの大きさがある設備を搬入しますので、あらかじめ搬入経路を確保しておくことも設置時のポイントです。設置場所は確保できるけれど、搬入経路が確保できないとならないように、前もって確認しておいてください。また、上記と同様にスリムなサイズの蓄電池を検討することもおすすめです。

設置場所を見つける方法

蓄電池を不適切な場所に設置すると、保証外や劣化、故障のリスクが生じます。そうならないためにも適切な設置場所は販売店や専門家と相談し、事前に調査して決定することをオススメします。専門業者に相談してリスクを回避し、蓄電池の長期利用を目指しましょう。

このメディアでは、家庭に合わせた蓄電池を提案してくれる設置業者を紹介しています。TOPページでは面倒な補助金申請を代行し、利用する目的に合わせてオススメの蓄電池設置業者を紹介していますので、ぜひチェックしてください。

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