近年、家庭用の電力利用を効率化するため、太陽光発電や蓄電池を組み合わせるケースが増えてきました。特に自治体や国の補助を活用すれば、導入コストを大幅に抑えられる可能性があります。ここでは厚木市の補助金の有無と、利用できる補助金制度についてまとめました。
厚木市には「厚木市住宅省エネ設備導入促進奨励金」「自家消費加算」という制度があり、蓄電池システムもその対象機器の一つとされています。
申請期間は令和7年2月17日(月)までで現在は受付終了しています。
現在厚木市で補助金を利用して蓄電池を設置するには、国で実施している補助金制度を利用するとよいでしょう。
国土交通省が行っている子育てエコホーム支援事業は、2050年のカーボンニュートラルの実現を図るための事業。主に、子育て世帯・若者夫婦世帯による省エネ住宅・設備の導入を支援しています。蓄電池については、一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)が公表している蓄電システムであることが条件で、1戸あたり64,000円を補助。交付申請期間は2024年3月中下旬からとなっており、予算上限に達し次第終了となります。
DRとはDemand Responseの略称で、DR補助金制度とは電力需給のひっ迫に応じて節電・蓄電できる機器の導入を補助する制度。DERとはDistributed Energy Resourcesの頭文字で分散型エネルギーリソースを指し、電力の受給バランスが崩壊しないよう、蓄電池などを利用して需給を調整する取り組みとなります。
令和6年度もDR(DER)補助金制度は実施予定となっていますが、その詳細は2024年3月の時点で不明。令和5年度のDR補助金は1kWhあたり3.2万円、DER補助金は1kWhあたり2.7万円となっていたため、こちらを参考に考えると良いでしょう。
ちなみに、蓄電池は初期実効容量によって補助額が変わってくるため、初期実効容量が10kWh未満であればDER補助金、10kWh以上であればDR補助金が適していると考えられます。また、DR補助金・DER補助金ともに予算が限られており、場合によっては早期に受付を終了することがあります。情報をチェックしつつ、早めの検討を心がけましょう。
残念ながら、蓄電池の設置に関して厚木市の補助金は終了しています。しかし、国のDR補助金・DER補助金・子育てエコホーム支援事業を活用しての導入は可能なので、上手に補助金を活用するためにも、まずは専門業者に相談してみると良いでしょう。
蓄電池を導入することで、高騰する電気料金を節約できたり、災害時の電源として活用できたりと、メリットがたくさん。ただ、依頼する業者によって補助金の対応範囲や施工方法が異なるため、慎重な検討が必要。
そこでここでは「補助金」「既存の太陽光システムとの連携」「賃貸への設置」の3点でおすすめの3社を紹介しています。
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