蓄電池メーカーの種類は数多く存在しています。ここでは、蓄電池の主要メーカーの特徴をまとめて紹介します。
国内の大手住宅用太陽光発電システムメーカーです。多くの太陽光パネル生産量を誇っており、国内で広く普及しています。卒FIT対象者向けのシャープ太陽光発電システムの設置率が高いため、合わせて蓄電池も設置している家庭も存在しています。蓄電池の種類はすべてハイブリッド型で、4.2kWhから9.5kWhまでの容量があります。2022年から他メーカーでも設置可能になりました。
パナソニックはテスラと提携しているハイブリッド型システムの家電メーカーです。2023年からはV2Hを含むトライブリッドシステムに注力し、創蓄連携システムは3.5kWh、6.3kWh、6.7kWhの蓄電池を自由に組み合わせられる独自のサービスを提供。海外メーカーへの対抗策としてカナディアンソーラーのOEMを導入しています。卒FIT対象者向けには、パワーコンディショナー交換でパネルの出力保証を延長するサービスも開始。
京セラは自社太陽光発電システムの卒FITユーザーが多く、シャープに次ぐシェアを持ちます。京セラFC店を通じて強力な販売網を有し、自社太陽光発電ユーザー向けに5kWh、10kWh、15kWhの蓄電池を提供。クレイ型蓄電池を導入し、低価格かつ安全性が高いのが特徴です。
オムロンは体温計で知られていますが、太陽光発電業界で多くのシェアを持つパワーコンディショナーメーカーとしても有名です。多くの太陽光パネルメーカーが採用し、蓄電池も展開。小型・軽量のコンパクト設計で工事負担が少なく、人気。長州産業にOEM供給し、6.5kWh、9.8kWh、16.4kWh、新製品6.3kWh、12.7kWhのラインナップがあります。提案が容易で価格が手頃。多くのメーカーに採用されており、太陽光発電システムとの組み合わせが一般的です。
ニチコンは家庭用蓄電池の国内大手メーカー。2012年の補助金で蓄電池ブームをリードし、京セラとのタッグで市場を席巻しています。最近は独自ブランドを強化し、ネット販売など先進的な取り組みも。ラインナップは幅広く、16.6kWhの単機能型蓄電池も提供。V2Hシステムを世界で初めて開発しました。現在はトライブリッド蓄電池システムも展開し、他メーカーとの差別化を図っています。
次世代蓄電システムのスマートスターは伊藤忠商事の商品で、単機能型蓄電池で人気です。9.8kWhの大容量で全負荷形式であり、停電時には最大3kWの利用が可能。200V電源も対応し、単機能型で太陽光発電メーカーを問わず設置可能なことが特徴です。
長州産業の主力は9.8kWhのハイブリッド型蓄電池です。オムロン製で、長州産業の太陽光システムとセットで購入されることが多くなっています。同じオムロン製でも、購入する会社によっては価格が異なるため詳しく確認しましょう。
蓄電池を選ぶ際には、使用する環境や利用目的によって大きく異なります。自分で調べるだけでなく、設置業者に相談しながら決めていくことも検討しましょう。
蓄電池を導入することで、高騰する電気料金を節約できたり、災害時の電源として活用できたりと、メリットがたくさん。ただ、依頼する業者によって補助金の対応範囲や施工方法が異なるため、慎重な検討が必要。
そこでここでは「補助金」「既存の太陽光システムとの連携」「賃貸への設置」の3点でおすすめの3社を紹介しています。
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